「車通学か、下宿か」それ以上の難問とは
ふと、フランスの詩人ヴェルレーヌの「選ばれし者の恍惚と不安、二つ我にあり」という言葉が浮かんだ。天皇という唯一無二の存在になることが運命づけられている悠仁さんにふわさしい言葉のような気がした。
悠仁さんは4月から大学生活が始まる。喫緊の課題として、秋篠宮邸から警護付の自動車通学になるのか、筑波大学の近くに家を借りて過ごすのかという“難問”を解決しなければならない。
先日、悠仁さんが自動車免許を取ったことが報じられたが、自分で運転して通学するというわけにはいくまい。大学付近に一軒家を借りて過ごすことになるのだろう。
さらなる“難問”は、悠仁さんへの帝王教育をどのようにしていくのかというものである。
先の新潮は、悠仁さんの「帝王学」習得が進んでいないのではないかと疑問を呈している。
皇室ジャーナリストがこういっている。
「秋篠宮家は従来、ご当主である殿下のご意向もあり、自由な家風で知られてきました。それは“自主性”を重んじられるという、3人のお子さま方の教育方針にも反映されています」
「“親から子へ”という伝授が難しい状況にある」
その結果、長女の眞子さんは“類例を見ない結婚”に踏み切ってしまったわけだが、加えて、
「悠仁さまものびのびお育ちになり、将来を見通せば受けておられなければならない『帝王教育』が、十分になされていないという状況が、ご家庭では長らく続いています。実際に12年秋のお誕生日会見で秋篠宮さまは、『(悠仁さまが)どういう立場にいるかというのは、だんだん年を経るにつれてわかっていくのがいいのではないか。今、君はこういう立場なんだよ、というようなことは私たちは話しておりません』などと述べておられたのです」(同)
象徴天皇制に詳しい名古屋大学大学院の河西秀哉准教授は、
「大学の授業を受け、ご学友と触れ合うことも将来の天皇にとっては重要ですが、それだけが『帝王学』ではありません」
としながら、
「上皇さまが自ら現在の陛下を育て、その過程でお二人は象徴としての立場を自覚していきました。実際に陛下の高校から大学時代にかけ、上皇さまは東大や学習院大の先生を東宮御所に呼び、ご一緒に過去の天皇のご事績を学ばれています。
ところが現在、悠仁さまにとって陛下は伯父であり、父である秋篠宮さまご自身は次男。幼少時からそうした教育をお受けになってこなかったでしょうから“親から子へ”という伝授が難しい状況にあるのです」
新潮にいわせると、そこには宮内庁の“不作為”が散見されるというのだ。

