母娘二人暮らし

近畿地方の実家に帰ってきてからというもの、家のことはほとんど母親に任せきり。転職する前は家に8万円入れていたが、転職後は給料が減ってしまったため、3万円入れる他は、食事の支度はもちろん、掃除も洗濯もやらない。休みの日は疲れて寝ているか、友だちと遊びに出掛けていた。

それでも母親とは仲が悪いということもなく、年に1回は母娘で国内外に旅行に行った。

そして高蔵さんが41歳のとき、ずっと働いてみたいと思っていたアパレル系の会社に人事として採用が決まる。住み慣れた実家から、やりたかった仕事に挑戦できる。恵まれた環境で、充実した日々を送っていた。