この遊園地と同じく、東京都足立区にある「シティカート」だ。有名ランドのゴーカートでは、コース上にレールがあり、どんなに乱暴な運転をしても安全にゴールについてしまうが、ここは本格的なレンタルカートが楽しめる。
「クルマが大好きで、給料をはたいてミニを買いました。もちろん昔のレトロなタイプのミニです。でも自宅のある二子玉川あたりは渋滞ばかりでイライラが溜まります。私のストレス発散はここで走ること。限界までスピードを出してスピンしたり、コーナーギリギリで先行車を追い抜く快感はもうやめられません」(30代ビジネスマン)
ここで楽しめるレンタルカートは、直線距離なら時速70キロも出るというツワモノ(140センチメートル以上の身長制限)。車高が低く、地面を這うように走行するため、体感速度はもっと速くなる。これならばお父さんも文句はないだろう。
「1回の利用には1800円かかりますが、多くの方が団体で予約されるので、コース単価自体はもっと安くなる場合が多い」(シティカート代表・中山啓一さん)というから、友人を誘ってレースを開催するのも面白いだろう。女性の参加者も増えている。「シティカート」には隣接して釣堀があり、バッティングセンターやゲームなど、1000円以下で十分楽しめるアトラクションがズラリ。入場料もかからないので、週末の選択肢のひとつとしていかがだろうか。
(小倉和徳、岡本 凛、プレジデント編集部=撮影)