逆に、がっつり長距離鉄道旅行に挑戦したい、ということであれば、元日の終夜運転を利用するとよい。130円の切符で丸24時間乗車し続けることができるため、なんと700キロ以上の移動が可能になる。かなり過酷な旅になることが予測されるが、気力と体力に自信があるご家族には、時刻表を片手にぜひ一度挑戦していただきたい。親と子の絆は、案外そんなところから深まるものだ。
次にご紹介したいのは、他人の敷いたレールの上を行くのが苦手(!?)という家族にぴったりの「週末」だ。
子どもが小学生ぐらいまでなら、荒川自然公園のなかにある交通園がベスト。足踏み式の「ゴーカート」や自転車(補助付きもあり)を使って、園内のコースを無料で走ることができる。さらには、「道路や信号など教習所のようなコースで(中略)交通ルールを学びながら子どもたちが遊ぶことができます」(関東公園情報ガイドパークナビ)という。
ポニーの乗馬、たったの100円
また、交通園から都電に乗ってすぐ(160円)のところに遊園地「あらかわ遊園」がある。この遊園地は入場料が大人200円、子ども100円(平日は無料)という格安遊園地。さらに100円を払うとポニーへの乗馬ができたり、無料でヒツジやヤギ、ウサギ、モルモットと直に触れあうこともできる。首都圏にある有名な遊園地に行っても、この満足は決して得ることはないだろう。しかし、大きな問題は、お父さんや大きくなった長男は、この交通園や遊園地だけでは満足できないことだろう。そこで、ちょっと値は張るが、大人の満足を得られる施設も併せてご紹介したい。