良い目薬を選ぶコツはあるのか。眼科医の真鍋佑介さんは「市販の薬を買うときは、必ずどんな成分が入っているかを確認してほしい。『防腐剤』『血管収縮剤』『清涼剤』が入っているものは避けたほうが良いだろう」という――。(第2回/全2回)

※本稿は、真鍋佑介『一生目が見える人のすごい習慣』(扶桑社)の一部を再編集したものです。

目薬をさす女性
写真=iStock.com/maroke
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「第二類医薬品」のほうが良い?

ドラッグストアで目薬を買うときに、成分を見ているでしょうか。第1回のコンタクトレンズの解説でも書いたように、市販の目薬が自分の状態と合うかどうかしっかり確認しないと、逆効果になってしまうことがあります。

市販の目薬は眼精疲労やドライアイ、花粉症用など様々です。ほとんどの目薬は第二類医薬品と第三類医薬品なのですが、有効成分を多く含んでいるのが第二類医薬品なのでそちらが良いと思っていたとか、高い目薬であればあるほど良いだとか、そういった判断をしてしまう人も多くおられます。

まず、目薬に「防腐剤」、「血管収縮剤」、「清涼剤」の3つが含まれていないものを選んでください。

「スッキリする目薬」の本当の効果

防腐剤は「塩化ベンザルコニウム」というものです。防腐剤は目薬の中で雑菌が繁殖しないようにするために入っている成分なのですが、この塩化ベンザルコニウムは角膜の表面に傷をつける原因になる場合があります。また、塩化ベンザルコニウムが入っている目薬は、ソフトコンタクトレンズを装着している状態では使用できません。

血管収縮剤は「塩酸ナファゾリン」や「塩酸フェニレフリン」という名前のように塩酸○○とついているものです。この成分は血管を収縮させて充血を一時的になくせるのですが、効果が切れたらまた充血するだけでなく、リバウンドといってかえって充血する原因になることがあります。

そして清涼剤。「カンフル」や「メントール」といった成分が含まれているものです。これらは医療用医薬品には含まれておりません。すっきりするので目に効いている感じがありますが、一時的な眠気覚ましか、さし心地が良いくらいの効果のみです。