時計は2つ持っていったほうがいい

そして3つ目は予備の時計です。どうして時計が2つも必要なのかと疑問に思う方も多いと思います。

これは実体験に即した話ですが、筆者は基本的に腕時計を使う習慣がなかったため、試験日だけ腕時計を持っていくようにしていました。しかしいざ当日、腕時計を持っていくと、時間が微妙にずれていたのです。日頃から腕時計を使っていなかった筆者は、全く調整方法がわからず、電池の替えも持っていなかったため、そのまま本番を迎えてしまいました。

こうした例のみならず、例えば、急に時計のアラームが鳴って止め方がわからなくなった、など様々なトラブルが起きがちです。些細なトラブルに気を遣っていては気が休まらないですから、それならいっそのこと予備の時計も持っていくのが効果的です。

また、最近はスマホを時計代わりに使う中高生が増え、腕時計を日頃から使用していないというケースも多くなっています。「時計が壊れたからスマホを見る……」なんてもちろん出来ませんから、予備の時計の持参をおすすめします。

マークシートと時計
写真=iStock.com/Esin Deniz
※写真はイメージです

当日準備の“サポート”に全力を

ここまでいかがでしたでしょうか。受験生の多くは、目の前の受験勉強に必死です。「当日何を持っていったらいいのか」「受験当日の休み時間に何を勉強するか」までは深く考えられていないことが多いと、実際に受験生を指導していて感じます。

プロの世界を見てみると、野球選手なら試合前に投球練習をしたり、歌手ならライブ前に発声練習をしたりします。こうした事前準備は受験生にも必要です。抜群のコンディションで本番を迎えるには、「受験のための準備」を怠ってはいけません。

親の皆さんも不安が尽きないと思いますが、勉強や試験に口を出すのではなく、ぜひお子さんの“受験準備をサポートする”ことに注力してほしいと思います。そうすれば、きっと受験生の負担にもならず、本番もいいコンディションで乗り切ってくれるのではないかと思います。最後までご覧くださり、ありがとうございました。

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