「毎日24時間働け」を地で行くブラック企業

会社には就業規則があり、そこには「土曜日、日曜日が休日」と規定されていることから、S氏の勤務は月曜日〜金曜日の週5日勤務であることがわかる。月曜日〜金曜日の5日間が全部で何時間かというと、24時間(月)+24時間(火)+24時間(水)+24時間(木)+24時間(金)=120時間である。つまり、毎日24時間働けと言っていたわけである。

そして、会社の1日の所定労働時間は8時間とされており、「3倍の仕事量」をかけ算として考えれば、これもまた24時間となり、社長の2つの指示は整合している。

ちなみに、労働基準法では特別な手続を経ない限り、1日8時間、週40時間を超えて働かせてはいけないとされている。