「自分で考えて動くロボット」がついに現実に

今年のCESの主役は、GPUの設計、開発、関連ソフトウェア分野で独走状態にあるエヌビディアのフアンCEOだった。エヌビディアの高性能半導体に対する期待は、世界的に一段と高まっている。同氏はCESの講演で、今後のAIの発展プロセスのひとつを提示した。

ファンCEOによると、今日の主流である生成AIは、エージェンティックAIに成長する可能性があるという。エージェンティックAIとは、基本的に、AIが私たちに代わって、さまざまな作業を行う機能を持つようになることだ。中長期的にAIはさらなる進化を遂げ、フィジカルAIに向かう。フィジカルAIでは、自動運転やロボットの自律的な作動を可能にし、人間と相互に関係しあうことが可能になる。まさに、かつての夢だったロボット時代の到来だ。

エヌビディアはCESで、“Cosmos”と呼ぶ次世代AI開発ソフトウェアを発表した。また、最新のAIチップである、“ブラックウェル”の技術を使ったクリエイター向けグラフィックスカードの“GeForce RTX 50”、小型のAIパソコンの“Project DIGITS”も発表した。エヌビディアは、AI分野での優位性の維持を狙っているのだろう。