もともと、NNN系列のローカル局は「日本テレビネットワーク協議会(NNS)」を通じて連携を図ってきただけに、経営統合の下地はある程度整っていたともいえる。4局はそれぞれ北海道東北、中部、近畿中四国、九州の基幹局に位置づけられていることから、系列局はエリアごとに4局の傘下でより緊密に結束していくことになるとみられる。

もっとも、FYCSHDは、日本テレビHDの持ち分法適用会社となるため、中間持ち株会社的存在といえる。つまり、日本テレビHDを頂点に、FYCSHDを介して、ピラミッド構造のNNN系列局の全国ネットワークが形成されつつあるように映る。

読売新聞グループの“野望”の一歩

ここで見逃せないのは、日本テレビHDの大株主である読売新聞グループが秘められた“野望”の一歩を踏み出したという見方だ。