成長のタイムラインをつくってみよう
長期的な視点で自分の成長のタイムラインをつくってみましょう。たとえば下記の方法をくみ合わせ、記憶のフックを刺激し、自分に起きたできごとを見つめてみます。
素直に自分のがんばりを認められないときは、たとえばそれが自分ではない他人のできごととして考えてみたらどうでしょう。「がんばってきたね」と声をかけたくなりませんか?
たとえば……
写真、手紙などを見返す
写真、手紙、思い出の品などの視覚的な要素を使うと、記憶がよみがえりやすくなる。
人生年表をつくる
年代別に社会的なできごとと個人的なできごとを書き出していく。時系列で人生を整理することで、多角的に自分をふり返ることができる。
マインドマップをつくる
自分を中心に、仕事や家族、趣味など、どんどん枝分かれさせ連想していく。それぞれの分野での経験や成長を書き出すことで、自分の人生の全体像を把握する。
自分の伝記をつくる
自分の伝記を構想するつもりで、人生の章立てを考えてみる。各章にタイトルをつけ、その時期のできごとや自分の感情、価値観の変化などを要約する。
自己否定はいつ、どこで身についたのか考えてみよう
愛着再形成のレッスン②
愛着に問題を抱えている人は、他人に優しく自分に厳しい……まるで、人に優しくする反動で自分を傷つけているかのようです。「自分を大事にすることは自己中」と思い込んでいるのかもしれません。
こうした思考パターンがいつ、どこで身についたのかを考えてみる必要があります。もちろん生まれながらの気質ということもあります。でも、もし幼少期に親や周囲の人から「人になにかしなければ、自分は存在する価値がない」などと言われていたならどうでしょう。ほめられることに罪悪感を覚える、親にほめられると、反動で否定する言葉が浮かぶ、という人もいます。誰かに植えつけられた思考が習慣化し、素直に自分を大切にすることができなくなってしまったのです。