現地の鯖サンドの秘密
昼、大きめの町の食堂に入り、客たちが食べているトマトの煮込み料理を指して注文した。テーブルには半透明のプラスチック容器があり、一口大にカットされたパンがぎゅうぎゅう詰めに入っている。もしかして、とまわりを見ると、客たちは自由にパンをとって食べているのだ。やっぱりそうだ。パンはサービス、つまり食べ放題なのだ。
ぬは、ぬはははは。「パラダイスや……」一人興奮し、料理が運ばれてくると、煮込み料理の汁にパンをつけながら延々と食べ続け、なくなるとお代わりをもらった。
3日後、ヨーロッパの終点イスタンブールに着いた。目の前のボスポラス海峡を渡ると、アジアだ。ここでしばらく休養することにした。迷路のような下町をぶらついたり、街の人とだべったり、惰眠を貪ったりと、2週間ほどのんびりしたあと、町を出る前に一応やっておこうか、と観光もしてまわった。
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