「使える金額は2000円まで」という家庭も
ここで取材に基づく実例を紹介します。
ケース1: 小学生の子どもがいる家庭
お年玉の開始時期: 5歳ごろから
金額: 小学生低学年3000円、高学年5000円。ただし使用できる額は2000円まで
あげる時の声かけ: 使える金額が少ないというので、「クリスマスとお誕生日、お正月が近いからね」と言って聞かせた
管理方法: 一部を自由に使わせ、残りを貯金
課題: 子どもがメイク道具を大量に購入した際、本当にそんなに必要だったのか、一緒に考える機会を持った
ケース2: 大学生の子どもがいる家庭
お年玉の開始時期: 祖父母や親戚からはもらうが、自分の子どもにはあげていない
金額: 小学生以下500円、小学生3000円、中高生5000円
あげる時の声かけ: (親戚の子どもに)「はい、どうぞ」
管理方法: 小学生までは親が管理し、中学生以降は自己管理
課題: 特になし
ケース3: 大学生の子どもがいる家庭
お年玉の開始時期: 2歳から
金額: 高校生の時にMAX1万円。妻と相談して決めていた。
あげる時の声かけ: 「将来に備えて貯金するといいよ」
管理方法: 親が管理
課題: 特になし
余興としての「現金つかみ取り大会」
ケース4: 子ども時代の振り返り
お年玉の開始時期: 幼稚園ごろから。親戚一同で「現金つかみ取り大会」を楽しんだ
金額: 中・高・大学生で1万円程度
あげる時の声かけ: 「好きな物を買ってね」
管理方法: 高校から自己管理
課題: 特になし
家庭の方針によって、お年玉のあげ方・管理方法はさまざまです。ケース4の「現金つかみ取り大会」は、とてもユニークですね。
祖父の誕生日祝いを兼ねて、親戚一同が長男の父宅に集まり、余興として「現金つかみ取り大会」があったそうです。梅干しを漬ける大きなビンに500円玉以下の硬貨がたっぷり入っており、つかんだ分だけお年玉としてもらえるルール。大人も子どもも楽しんだ記憶が鮮明に残っているとのこと。
そのほかにも、「お年玉は通帳に入れて親が管理して、ある程度貯まったら普段買えないようなPCなどを子どもに買った」などの意見がありました。ぜひ参考にしてください。