氷川神社のおみくじは14種類もある

③「平」があるおみくじがある

さいたま市大宮区にある氷川神社は、武蔵一宮にして首都圏に点在する約280の氷川神社の本社です。この神社を「氷川の大いなる宮」とあがめたことが「大宮」の地名の由来となっています。

一の鳥居からはじまるケヤキ並木のある約2キロの参道は日本一長いとされ、歩いていてもとても気持ちがいい。私の大好きな神社のひとつで、年に一、二度は参拝させていただいています。

氷川神社の表参道
氷川神社の表参道(写真=Ocdp/CC-BY-SA-3.0/Wikimedia Commons

ここのおみくじは吉凶の種類が非常に多いことで知られます。

多くの神社では、おみくじの種類は大吉、吉、中吉、小吉、末吉、凶といった感じかと思いますが、氷川神社の場合は大吉、吉、末吉、小吉、凶、平吉、平、凶末吉、凶向吉、初凶末吉、吉凶末分、吉凶相交、吉平、向吉の14種類が「運勢一覧」として公式モバイルサイトに紹介されています。

おみくじは1番から50番まであり、それぞれに古事記や日本書紀に伝わる出来事などが表題としてつけられています。書かれている14種類の運勢は、いい悪いの順番はありません。

吉になるか、凶になるかは心がけ次第

一般的になじみのない運勢は、以下のような意味とのこと。

吉凶末分きっきょうすえにわかれる吉凶相交きっきょうあいまじわる:心がけ次第で吉にも凶にもなる
たいら:平かで穏やかな状態なので今の状態で待つのが良い
向吉むかうきち初凶末吉しょきょうきち凶末吉きょうすえきち:今は良くないが徐々に良い方に向う
平吉たいらきち吉平きちたいら:今の状態で待っていれば良い
(氷川神社公式モバイルサイトより)

なかなか複雑ですね。要は、すべては心がけ次第、吉凶にこだわらず書いてある内容に注意を払えということでしょう。