サツマイモのエネルギー収支
さて、その山川さんが先ほど口にした「エネルギー収支」とは何か。
簡単に言うと、農作物を生産する際に投入するエネルギーと、農作物が産出するエネルギーの収支を示したもの。投入エネルギーは、生産に使用する肥料やエネルギーなどさまざまだ。農学博士・宇田川武俊氏のデータによると、米の場合は投入エネルギー1単位あたりの産出エネルギーは0.4で、ハウス栽培野菜に至っては0.1をはるかに下回る。一方、サツマイモは1.6と飛び抜けて高い。
「理由は、サツマイモは肥料を与えなくても育つからです。30センチ以上の深さの土があり、15~30℃ぐらいの環境であればどこでも育てられます。サツマイモは茎の中に、空気中の窒素を固定し、サツマイモの栄養分に変える微生物“内生窒素固定菌”を擁しているので、肥料のない痩せた土地でもけっこうよく育つというわけです」
ここから先は無料会員限定です。
無料会員登録で今すぐ全文が読めます。
プレジデントオンライン無料会員の4つの特典
- 30秒で世の中の話題と動きがチェックできる限定メルマガ配信
- 約5万本の無料会員記事が閲覧可能
- 記事を印刷して資料やアーカイブとして利用可能
- 記事をブックマーク可能

