自分から声を掛けられたことが自信につながる
中級 家の近所や職場、学校などで会う人に声を掛ける
次のステップでは、近所で会った人に「おはようございます。今日はいい天気ですね」と声を掛け、会話のきっかけをつくりましょう。タクシーに乗ったときには、運転手さんに「最近の景気はどうですか?」などと聞いてみるのもよいですね。
自分から会話のきっかけをつくるのは、かなり行動力が上がるチャレンジです。会話をきっかけに有用な情報を得られたら、ラッキーです。
上級 美容室、歯科医院などで自分からオーダーする
さらに上級になったら、たとえば美容室などで話しかけられる前に、自分から髪型のオーダーをしたり、「今日は急いでいるので、○時までにお願いできると嬉しいです」などと気持ちを添えて伝えます。歯科医院やマッサージ店などでもいいでしょう。
聞かれてから答えるのと、自分から先に伝えるのでは、行動力に大きな差が出ます。自分から先に声を掛けたほうが、好印象をもってもらえる可能性も高くなります。
仕事でも、商談などで初対面の人とお会いしたら、自分から「お目にかかれて嬉しいです」「今日はよろしくお願いします」などと、声を掛ける習慣をつけましょう。
こうすることで相手との関係性がよくなるだけでなく、自分から声を掛けられたことで自信につながり、より積極的に行動できるようになっていきます。
「メッセージを放置」は絶対にやってはいけない
「幸運の女神には前髪しかない」ということわざがあります。
つまり、幸運とは一瞬でつかまえないと、あとになってからではつかむことができない、という意味です。
「またあとで」「いつかやろう」などと悠長にかまえていると、せっかくのチャンスをつかむことはできません。チャンスが来たら、瞬時に反応することが大切です。
初級 メールやチャットに気づいたらすぐに反応する
メールやビジネスチャットなどでメッセージを受け取ったら、忙しいときでもそのままにせず、すぐに何らかのアクションをしましょう。
たとえば、「○○のプロジェクトに参加していただけませんか?」というメッセージを受け取ったとします。参加するかどうか、じっくり検討したいとしても、すぐに「メッセージを受け取りました」「後ほど返信します」など、とりあえず受け取ったことを伝えるのです。チャットであれば、既読マークをつけるだけでもかまいません。
相手は、あなたの力を借りたいと思って打診しています。ここでメッセージを放置すると、「メッセージに気づいているかな。ちゃんと読んでくれているかな」と、不安にさせることになります。
また、「返事がないから別の人にお願いしようかな」ということにもなりかねません。すぐにリアクションすることで、チャンスをつなぎとめることが大事です。
中級 感謝の言葉で返信する
受け取ったメッセージについて、「お声掛けくださり、ありがとうございます」「ご連絡ありがとうございます」のように、感謝の言葉で返信します。感謝の言葉を伝える習慣をつけたいですね。
上級 次のアクションを伝える
オファーに応えるときは「興味があります!」「ぜひやらせてください」などと即答します。お断りする場合は、丁寧に事情を伝えて残念な気持ちを伝えます。
ここまでは、中級のアクションと厳密に分ける必要はありません。いずれにせよ、感謝の言葉を伝えてから自分の意思を伝えることを意識してください。
その上で、次の打ち合わせの日程を提案したり、次に自分がどう動くかを確認したりします。
よくやりがちなのが、
「追って打ち合わせの日程を決めましょう」
「落ち着いたら改めてご相談します」
など、次の期限を決めずに行動をあいまいにすること。
すると、相手にも「何だか忙しそうだな」「やる気がないんだな」と思われて、そのまま、話が流れてしまう可能性があります。
とにかく、次につながる具体的なアクションをとることが肝心です。
気がついたら、その日のうちに連絡することを忘れないようにしてください。