エピソードの出所は政敵の松平定信一派

現在の教科書にも「わいろが横行」とか「賄賂や縁故による人事」という文字が載っている。やはり、「田沼意次が賄賂政治家だという評価は変わっていないではないか」そう考えるのは早とちりである。もう一度、山川の教科書をよく読んでいただきたい。

この時代に賄賂が横行したとあるが、それは単に当時の風潮を述べているだけで、意次自身が賄賂を受け取ったとは書かれていないことがわかるはず。

意次が賄賂政治家だったことについて、近年、疑問が生じているのだ。