インテリ役がドはまりだった「お昼の顔」

7位 昭和初期が似合う一方、令和の空気が求める繊細さ 岩井勇気(ハライチ)

「江戸川乱歩短編集 満島ひかり×江戸川乱歩」(NHK BSP)で鮮烈な印象を残したのが「算盤が恋を語る話」の岩井だ。隣の席の女性(満島ひかり)に算盤で愛の告白を試みる男の役。特殊な作品だが洒落た雰囲気がぴったりで、外連味のなさがよかった。

また、「今ここにある危機とぼくの好感度について」(NHK)では主役・松坂桃李の友人で准教授の役で登場。大学が舞台で、イマドキの大学のセンセイっぽさがしっくり。落合陽一のイメージかな。インテリ役を所望します。

6位 え?生きてる?気配を消せる特殊能力 水川かたまり(空気階段)

「妻、小学生になる。」(TBS)では中学生女子に憑依する霊の役、「罠の戦争」(フジ)では議員会館で神出鬼没の事務員・小鹿役。実は芸人と知らずに観ていたので、てっきり役者だと思い込んでいた。気配を消せるほど存在感の薄さは逆に武器になると思っていたら、映画初主演が決定したそうで。その名も『死に損なった男』。タイトルになるほど、と唸ってしまったよ。監督・脚本は『メランコリック』の田中征爾なので、面白くないはずがない。