「私の仕事は『子どもがいるから』『女性だから』という偏見を感じることがあります。体調を崩した一因でもありました。でも、私は他の人の価値観に左右されずに、バリバリ働きたいし、家庭のことも大切にしたい。背中を追いかけてくれる女性の後輩のためにも、子どもがいても柔軟に働けるような環境にしたいと思っています」
ゆうかさんは落ち着いた口調で、でも芯の通った言葉で将来の夢を話してくれました。
「自分が失敗しながらやっていくしかないんですけどね。後輩たちには気軽に家に遊びに来てもらったりして、小さな子どもがいて仕事をしていても、こういう家庭ができるという一つのロールモデルができれば、と思って」
きれいになった家は、ゆうかさんの心地よい毎日の基盤になるだけでなく、後輩たちの希望にもなりそうです。ゆうかさんの次の夢が実現できたとき、きっと今のような素敵な笑顔で報告してくれることでしょう。今から楽しみに待ちたいと思います。
当記事は「AERA dot.」からの転載記事です。AERA dot.は『AERA』『週刊朝日』に掲載された話題を、分かりやすくまとめた記事をメインコンテンツにしています。元記事はこちら