運動不足を解消するには1日8000歩、週2回歩く
運動不足解消には、有酸素運動によって、酸素とともに、糖質、脂肪を消費するのがよい。一番手軽なのはウォーキングである。歩数計をつけて歩いている人も少なくない。
週に何回どのくらいの歩数を歩けば、死亡率を下げることができるであろうか。日本を含む15の研究(対象4万7500人)をメタ分析したところ、次のような結果が出た。
・60歳以上:1日6000歩から8000歩歩くと、7年後の死亡率が低い。それ以上歩いても効果は増えない。
・60歳未満:1日8000歩から1万歩歩くと、7年後の死亡率が低い。
さらに、京都大学の井上浩輔は、カリフォルニア大学と共同で、1日8000歩を週に何回歩けばよいかを検討した。その結果、週に2日歩けば十分効果が得られることがわかった。