「日本は鯨をキレイに使ってきた」わけではない

日本文化論の最たるものが「欧米人は油だけ取って肉を捨てたが、日本人はクジラを余すところなく利用してきた」という誇張された言説です。

しかし現実には、日本が戦前に行った南極海での捕鯨では、欧米と同様、鯨油の生産が重視され、鯨肉の一部を捨てていました。

また、1980年代になると鯨類の生息数の減少が国際問題になり、商業捕鯨の継続ができなくなりました。そこで日本は、商業捕鯨の再開を目指して、鯨類の生態や生息数を確認するための調査捕鯨に舵を切ります。