商売好きでエネルギッシュな母

商売をすることが大好きだった母親はさまざまな仕事に携わったが、なかなか生活は安定しなかった。戦後の混乱期、日本人でも生きていくのが大変だった時代に、台湾人である女性が子ども4人の家計を支えていくのは、並みたいていの苦労ではなかった。

それでもなぜか、斉さんはひもじい思いをした記憶がないという。

【斉】 台湾には挨拶代わりに「ご飯食べた?」と尋ねる習慣があるぐらいですから、何はなくとも、ご飯だけは満足するまで食べさせてくれたんでしょうね。