「光る君へ」の脚本のここが上手い
兼家は「これはわが一族の命運に関わる話じゃ。身を正してよく聞け」と前置きし、計画を打ち明けた。それによれば、花山天皇が寵愛していた亡き忯子(井上咲楽)が怨霊となって兼家に取り憑いたという噂を内裏に流したうえで、不吉なことが次々と起きる状況を創出し、天皇を退位に追い込むというのだ。
すでに陰陽師の安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)は取り込まれており、花山天皇のもとを訪れて忯子が怨霊になっていると伝え、その状況を解消するには、天皇が出家するしかないと告げる。
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