デリバリーの成長には「少し高くても利用する理由」が必要

さて、セブン‐イレブンを運営するセブン&アイは上場企業です。この規模の企業が株価を上げていくためには基本的に売上を成長させる必要があります。国内に関して言えば、店舗数がそろそろ頭打ちという事情から、店内の売上だけでなくデリバリーの売上も増やすという戦略には魅力があります。

しかし店内の商品をデリバリーで届けるためには追加の配送コストがかかります。結果として7NOWの利用者の支払額が店舗で買う場合の約1.5倍になるのは、コスト構造上仕方ありません。その前提でデリバリーの売上を伸ばすためには、ユーザーが少しぐらい高くても7NOWを利用する理由が必要です。

そこで「ユーザーを拡大するにはピザが武器になる」という発想が生まれたのでしょう。実は宅配デリバリーの領域では、ピザを注文する人はそれほど価格を気にしない傾向があることがわかっています。