火坂雅志

1956年、新潟県生まれ。早稲田大学在学中から歴史小説に没頭する。出版社勤務後、88年に『花月祕拳行』で作家デビューを果たす。豊臣秀吉の侍医兼参謀を描いた『全宗』、徳川家康側近の金地院崇伝を題材にした『黒衣の宰相』などの意欲作を多数発表。今年のNHK大河ドラマの原作になった『天地人』で中山義秀文学賞を受賞した。現在、新潟日報などに小説「真田三代」を連載中。「この作品でも『天地人』と同様に、主舞台の長野、群馬の食材が頻繁に登場します」というから楽しみだ。