キャベツを刻むと消化率は17.9倍

キャベツの消化パワーは生の状態で活性化しますが、70℃で失活してしまうため、加熱はしないほうが◎。

また、刻むほど消化率はUP! 食べるときに脂質があると消化酵素が高くなります。おすすめは、マヨネーズ。卵を使ったものなら3倍、大豆でも2倍以上アップ。

マヨネーズ
写真=iStock.com/kuppa_rock
マヨネーズにつけて食べると消化酵素が3倍増(※写真はイメージです)

がん予防効果が期待できる

キャベツなどアブラナ科の野菜には「スルフォラファン」というファイトケミカルが含まれています。

東京慈恵会医科大学附属病院栄養部監修『完全版 その調理、9割の栄養捨ててます! 調理科学×栄養がとれる食べ方のコツ』(世界文化社)
東京慈恵会医科大学附属病院栄養部監修『完全版 その調理、9割の栄養捨ててます! 調理科学×栄養がとれる食べ方のコツ』(世界文化社)

ブロッコリーなどに多く含まれる成分で、有害物質を解毒し、抗酸化力を高める役割があり、がん予防効果が期待できる体の強い味方。

スルフォラファンはグルコシノレートという成分が切断されることで酵素と混じり合い活性します。

消化酵素だけでなく、抗酸化成分をしっかり摂るためにも、やはり細かく切るのがおすすめです。

ビタミンCやミネラルなど水溶性の栄養を多く含むキャベツは、茹でたりレンジで加熱すると栄養素が大幅にダウン。

しかしポリフェノール由来の抗酸化機能は炒めると増加するという実験結果が多数報告されています。