会議・部会を減らせば余裕が生まれる
1つ目は、放課後の会議を減らすことです。
これまで勤務した学校で、ものすごく放課後の会議が少ない学校がありました。企画会議や部会がなかったのです。例えば、「運動会」の案件があるとします。まず、体育部や健康教育部の教員が集まった部会で、運動会についての案件を検討します。部会での検討を基に、次は学年主任や管理職などが参加する企画会で、運動会について検討します。企画会議でも案件が通ったら、職員会議で全教職員に知らせます。
この職員会議の前にある企画会議と、さらにその前にある部会をなくしたのです。毎月、2つの会議がなくなる分、他の仕事をできるようになりました。
2つ目は、「3学期」制でなく「前期・後期」制にすることです。
3学期制だと通知表を3回作成しますが、前期・後期制だと2回で済みます。また、前期の通知表は、夏休み明けの9月ごろに児童に渡すので、成績を夏休みにつけることができました。
こうした現場からのアイデアを吸い上げ、実現していってほしいと願います。そして少しずつでも教員の労働環境が改善され、教員になってみたい! 教員を続けたい! と思う方が増えてほしいです。