割合の計算が暗算で解ける「かえかえ法」

もう一つ、割合の暗算方法を教えるよ。

次の計算をしてみよう!

【例題】
(1) 50の8%は?
(2) 25の12%は?

これも問題を見たときに「めんどくさそ~」って思うよね。

(1)の計算は

だけど、かえかえ法を使ったら、もっとかんたんになる!

あきとんとん『小学校で習う計算が5秒で解ける 算数 ひみつの7つ道具』(かんき出版)
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割合の問題は、数字を入れかえることができるんだ!

(1) 50の8%は?⇒(1) 8の50%は?

って考えると、かんたんじゃない?

50%だから半分ってことで、一瞬で、答えは4ってわかるよね。

入れかえるとかんたんそうなときは、かえかえ法を使っちゃおう!

(2) 25の12%は?⇒(2) 12の25%は?

これもかえかえして、12の25%って考えると、25%ってことは半分の半分なので、答えは3ってわかる!

「かえかえ法」が成り立つ理由

かえかえ法の場合、%の計算はかけ算なので、入れかえても同じ計算ってことで成り立つんだね!

具体的に確認すると、たとえば

(1)50の88%は?

では、かえかえ法で88の50%って考えたよね。

これはもともと

っていう計算だよね。分子を入れかえると、

とできて、これは88の50%を意味しているよね。

50%は半分のことだから÷2でかんたんにだせるってことだね!

ぜひ、いろいろな場面で、今回紹介した「けしけし法」や「かえかえ法」を使ってみてね。

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