割合の計算が暗算で解ける「けしけし法」

今度は割合の暗算方法を教えるね。次の計算をしてみよう!

【例題】
(1) 40の60%は?
(2) 1200の4%は?
(3) 1090の30%は?

小学校で割合を学んだとはいえ、こういう問題を見たときに「無理~」「計算めんどくさい」ってなる人が一気に増えると思う。1つ目の問題なら、

だよね。

実はこれ、ここで説明するけしけし法を使ったら、もっとかんたんになるよ!

今回の問題みたいに%の計算で0が2つあるときは、0を2つとも消して、残った数のかけ算をしたら答えが出るんだ!

(1)「40の60%」なら、

(2)ほかにも「1200の4%」なら、

みたいな感じで、けしけししたら答えが出る!

(3)「1090の30%」のときはというと……

ではないよ!

【注意点】途中にある0は消したらダメ!

答えは327だ!

「けしけし法」が成り立つ理由

割合の問題で「全体の数の○%」って聞かれたら、%を分数に直して全体の数と分数をかけ算するのがよいんだけど、%って、分母に100がくるよね。だから数の1けた目や2けた目に0があったら、必ず約分ができるんだ!

パーセント記号
写真=iStock.com/drogatnev
※写真はイメージです

具体的に確認すると、たとえば

(1)1200の43%は?

っていう問題は、普通はこうやって計算するよね。

……といった感じで、0があると約分ができるんだね!

だから、けしけし法で次の式がつくれるってわけ!

12×43=516