ほとんどお金は残らない

さらに2人の子どもを塾に行かせようとすると、1人当たり5万円、2人で10万円くらいかかります。

結局、手取りが月75万円でも、75万円-35万円(家賃)-6万円(駐車場+維持費)-2万円(車維持費)-10万円(子ども塾費用)で、結局手元に残るのは20万円そこそこです。

そこからさらに食費・光熱費や、家族で旅行に行ったりする費用などを引くと、ほとんど手元にお金は残りません。

再エネ賦課金と消費税も取られる

加えて最近では、再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金)などという目に見えない負担が課せられているということはご存じでしょうか?

これは再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス等)の普及を促進するため、再エネによる電力を電力会社が高く買い取り、その費用を電気の利用者が負担する仕組みです。

電気料金と一緒に電気の使用量に応じて徴収されているのです。

そして残った可処分所得も、使えば10%の消費税がぶん取られる。

それでは貯蓄や投資もできないですよね。

つまり、年収が1200万円あったとしても、実はそれほどお金は貯まらないのです。

TAXと書かれた木製ブロック
写真=iStock.com/Panuwat Dangsungnoen
再エネ賦課金と消費税も取られる(※写真はイメージです)