中学受験にはお金がかかる。ファイナンシャルプランナーの高山一恵さんは「受験勉強は長期間に及ぶケースが多く、最後は何が何でも受かりたいと熱くなってしまいがちだ。塾や家庭教師に月40万円を使っている家庭もあった。受験に使えるお金はあらかじめ別口座に移しておき、予算内で挑戦することを親子で話し合ったほうがいい」という――。

※この連載「高山一恵のお金の細道」では、高山さんの元に寄せられた相談内容を基に、お金との付き合い方をレクチャーしていきます。相談者のプライバシーに考慮して、事実関係の一部を変更しています。あらかじめご了承ください。

電卓を操作する女性
写真=iStock.com/miya227
※写真はイメージです

塾代と家庭教師代で月40~50万円の家庭も

お金のプロとして仕事をしている私ですが、子どもの中学受験で、まさかの“課金沼”にハマってしまいました。周囲を見ても、「こんなに塾代を払ってるなら、小学校から私立に行っても同じだったのでは?」というケースが散見されています。