20代は62.3%が「ミン代表の主張に共感」
BTSが所属する韓国の大手芸能事務所「HYBE(ハイブ)」のお家騒動が、発生から1カ月たってもなかなか収束の兆しを見せない。
ことの発端は4月22日、HYBEからの「傘下レーベルADOR(アドア)のミン・ヒジン代表に背任容疑があり、監査権を発動した」という発表から始まった。ADORとは、今勢いに乗るK-POP第4世代の中でもNo.1ガールズグループといわれるNewJeans(ニュージーンズ)が所属するレーベルで、ミン・ヒジン代表は「NewJeansのママ」とも呼ばれる人物だ。
そして同25日にはHYBEがミン代表を業務上背任などの疑いで告発。ミン代表はこれに真っ向から反論し、泥仕合が続いている。
この騒動に対し、韓国の世論は興味深い反応を見せている。世代によって意見が割れているのだ。
韓国のネット媒体「メディアトマト」が18歳以上の韓国人1030人を対象に行った世論調査によると、HYBEの主張に同調する世論は24.6%、ミン代表の主張に同調する世論は33.6%で、ミン代表に共感する世論がやや優位を示している。
年齢別に見ると、30代以上は「よく分からない」という意見が最も多く、双方の主張に対する共感度が拮抗しているが、K-POPの主な消費層である20代だけは、なんと62.3%がミン代表の主張に共感しているのだ。なぜこの差が生じているのだろうか。