1000億円大谷翔平のマンダラチャートの「最重要部分」

今、世の中は「大谷フィーバー」になっています。現在ロサンゼルス・ドジャースで活躍する大谷翔平選手の、投打二刀流がメジャーリーグで通用しているだけでもすごいことなのですが、なんと2023年に日本人選手初のホームラン王を獲得しました。名実ともに、世界中の誰もが認める野球選手となっています。

2024年3月8日、アメリカ・ミネソタ州ミネアポリス、ロサンゼルス・ドジャースの指名打者、大谷翔平(17)は、ミネソタ・ツインズ戦の6回に得点を決め、喜ぶ。
写真=Jesse Johnson-USA TODAY Sports/時事通信フォト
2024年3月8日、アメリカ・ミネソタ州ミネアポリス、ロサンゼルス・ドジャースの指名打者、大谷翔平(17)は、ミネソタ・ツインズ戦の6回に得点を決め、喜ぶ。

そんな大谷選手が高校生のときに書いた、目標を達成するためのマンダラチャート(目標達成シート)がこちらです。これだけすごい記録を打ち立てたのですから、練習をしっかり継続していたのは間違いないでしょう。

しかし、ここで注目してほしいのは、人間性の部分です。人間性に必要なこととして「感謝」「礼儀」「思いやり」などを挙げています。どれも納得の言葉でしょう。

【図表】大谷翔平選手のマンダラチャート
出典=『うちの子、脱・三日坊主宣言!』(総合法令出版)

そしてその中の一つに、なんと「継続力」があります。

継続力のイラスト
出典=『うちの子、脱・三日坊主宣言!』(総合法令出版)

大谷選手は、継続力が身につくことで、人間性が磨かれると書いています。

大谷選手といえば、記録もさることながらその人間性が評価されることも少なくありません。きっと継続力を身につけたことで、人間的にも成長できたのだと思います。

僕は継続することを専門に教えているのでよくわかるのですが、高校生にしてすでにここまで理解していたのかと思うと感服します。

未来の自分を輝かせることの一つとして、継続は欠かせないと僕は確信しています。

継続力が身につくことのメリットは人間性の向上の他にもあります。継続することで何かをやり切り、達成感や満足感を得られます。その成功体験が自信になります。自信とは、自分が思い描いたことが現実化したときにわいてくるものです。そして、成功した経験が次のチャレンジへの意欲となります。

さらに、一度達成感を味わうと少々のつまずきではあきらめなくなります。失敗を糧にできるようにもなります。これらをくり返すことで、自分を好きになれるのです。

継続することは、継続したことの向上以外にもたくさんのメリットがあります。やるに越したことはないのです。それは、大人も子どもも同じことです。