ファッション衣料は「値引き販売」とセット

停滞のもうひとつの理由として考えられるのが、売れ残り商品の「値引き販売」が増えたことです。値引き販売するともうけが減ることは自明の理です。近年アパレル業界で「プロパー(定価)販売」がやや過剰気味に叫ばれているのはそれが理由です。

ではなぜ売れ残り品が増える傾向なのかというと、それは近年急速に推し進めてきたファッション化のデメリットが顕在化してきたためと考えられます。

ワークマンが画期的と評価されたのは「作業服を一般向けにも売ること」にありました。作業服は元来、作業員が作業時に着用する服なので、モデルチェンジのサイクルが3~5年と長く、長期間で売り切るという商品でした。ですから、発売年に売れなくても値下げせずに翌年以降も定価で販売することができました。