42歳で大学院へ「やらなければ後悔」

柿本尚志 
1954年生まれ。78年同志社大学商学部卒、大和銀行(現りそな銀行)入行。96年同行を退職し、大阪府立大学大学院経済学研究科入学。2001年同博士後期課程修了。博士(経済学)。著書に『都市不動産の経済学』など。

柿本尚志(57歳)は都市銀行に勤めながらも、転身した将来のイメージを鮮明に思い描いていたという。それは、黒板を背にして教壇に立ち、学生たちに講義をする大学教員としての自らの姿だった――。

「将来のビジョンが決まっているということは出口が見えているということですよね。あとは、出口に向かうためにいつどの入り口の扉を開けるか。闇雲に進んでもうまくいきませんよ」

(浮田輝雄=撮影)
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