企業の将来性を見極めるなら「海外展開」
配当金は、必ず確認します。
値上がり益にも期待はするものの、新NISAでは長期保有スタンス(基本的には売却はしない)なので、インカムゲインである配当金を、とくに重視しています。
具体的には、配当利回りが3%以上を目安としています。
マンダムの配当金利回りは3%強と、合格点。2021年には大きく減配するも、その後は増配傾向にあり、これは大丈夫だと判断。
カシオの配当利回りは3%後半であり、ここ数年は1株あたり45円で安定推移しております。
いずれの業績も、胸を張れるほど「良好」とは言い難いですが、さほど悲観するほどではなく、将来の配当金の支払いには問題ないと思っています。
そして、企業の将来性も、長期保有スタンスとしては要チェックです。
何をもって将来性を判断するかは難しいところですが、私の場合は、その海外展開を見ています。やはり、人口減の国内マーケットのみだと不安ですから。
マンダムの海外売上比率は50%弱で、とくにインドネシアなど(経済成長著しい)東南アジアでの強みに大いに期待を持っています。
カシオの海外売上比率は80%弱と、こちらも期待十分。
個人的には、Gショックの世界的な人気・知名度は将来的にも不動のものだと思っていますし、円安・インバウンド需要も、息の長い、大きな追い風と思っています。
なお、いずれの株価も、ここ10年間の底値圏で推移しており、これは買い時だと判断して、購入しました。
機関投資家にはまねできない個人投資家の強み
ちなみに、これらの選択基準(「応援したい」「配当金」「将来性(海外展開)」)からも、セイコーグループ(腕時計で国内首位級)も狙ってはいるのですが、現在のところ、その配当利回りは3%に満たない状況です。
すぐにでも欲しいのが本音ではありますが、そこは十分に納得できる価格での購入を心がけています。
なので、株価がもう少し下がって、配当利回りが3%超になったところでの購入を考えています。
個人投資家の強みは、(投資をすることが義務付けられている機関投資家と違って)必ずしも、手持ちの資金を投資に回す必要がないことです。ですので、ほれた銘柄にはすぐにでも投資したいところをグッと我慢して、妥協せずに、その強みを存分に生かしております。