叱るときには他人を引き合いに出さない
叱るのであれば、その行為自体を叱りましょう。叱る理由として他人を引き合いに出さないことです。他人がどうあれ、悪いものは悪いと理解させることで、子どもに次はその行為をしないようにしようと思わせることにつながるのです。
NG5 抽象的な叱り方
抽象的な叱り方もプラスの効果が薄いです。抽象的な言い方というのは、「何をやらせても続かないな」「やることなすこと、どうしてそう雑なの」というような叱り方です。こんなふうに範囲が広すぎる叱り方をされた子どもは、何をどう直せばいいのかわかりません。わからないどころか、人格否定につながります。そうなると、子どもの自己肯定感を大きく下げて、親の期待する理想像からますます離れていきかねません。
「どういう状況で」「どうするとダメなのか」説明する
子どもの行動を変えるには、どういう状況で、どうするとダメなのか、その子の理解度に合わせて理由を説明しながら諭すことが必要です。性格や能力を否定するのではなく、できるだけ具体的に直すべきポイントを指摘して、どういうやり方なら直せるのかを説明するのです。
そして、一回言ってわからないようであれば、言い方を変えて再度伝える。それでもわからないようであれば、また言い方を工夫して伝える、ということをくり返しましょう。子どもの行動を変えるのは簡単なことではありませんが、あきらめずに、わが子に響く伝え方を模索していきましょう。
■ 叱るときに過去を持ち出すのではなく「これからどうすればいいか」を親子で考える。
■ 価値観の否定や、他人と比べるような叱り方は避ける。
■ 抽象的な言葉で叱るのではなく、具体的な指摘をする。
■ 価値観の否定や、他人と比べるような叱り方は避ける。
■ 抽象的な言葉で叱るのではなく、具体的な指摘をする。