今、個人向け社債が注目を集めている。2012年1~9月の発行額は1兆1701億円で前年同期より8割増加。預貯金や国債の金利が低く、株価も低迷しているため、個人投資家が相対的に利回りの高い社債に注目していると思われる。

そもそも社債とは、事業会社が資金調達を目的に発行する債券のこと。発行時に返済期日(償還期日)や金利(利率)が決められ、購入後は定期的に利子が支払われ、満期時には額面金額が返済される。固定金利商品であり、満期まで金利が変わらないという特徴もある。