お金持ちは現状維持をよしとしない

お金持ちになる人の発想は、貧乏な人の発想とはまったく異なっているといえます。もちろん、お金持ちと貧乏な人の思考回路が同じであれば、すべての人がお金持ちになっているはずです。

つまり、みんなと違う発想やアイデアの源泉を持っているからこそ、それを成し遂げたときの報酬が多額になり、お金持ちになっているわけですが、他の人と違う発想を持つということは、リスクを取らなければならないこともまた事実です。

そこで、お金持ちの発想力を身につけるためには、いかに考え方を柔軟にできるかがカギとなってきます。

多くのビジネスパーソンは、何らかのかたちで会社などの組織に入って働くことになります。そして、ほとんどの人は数年で、社会人になりたての頃の野心的な意識を徐々に忘れ去ってしまい、従順なサラリーマンに変貌していってしまいます。

貧乏脳は、何よりも先に自己欲求を満たすことで満足してしまう脳です。

「自分はこれで満足だ」、あるいは「普通が一番」などといった発想でお金が欲しいと思っていても、これではいつまでたっても貧乏脳のままでお金持ちにはなれません。

金持ち脳がリスクを取るときに考えていること

それを打ち破るために必要な思考や発想を持てるか、行動に結びつけられるかということが、今後の自分の幸せを大きく左右するといっても過言ではありません。

ここで自分の殻を破る勇気を持てれば、理想の自分と現実にギャップがあることを認識することができます。

サラリーマン生活が徐々に心地よくなるという「麻酔」のような感覚に眠ってしまうのか、それとも、これまでの経験と価値観を持って、新たなチャレンジを考えることができるかが、お金持ちになるための最初のターニングポイントであるといえます。

それには出世レースに参加する、あるいは起業するなどが考えられますが、もちろんこのようなチャレンジにはリスクが伴います。

実はここでも金持ち脳と貧乏脳の違いが出るものです。

しっかりとビジネスの仕組みを理解し、世間的な評価や動向などを客観的に考えることができるのはもちろん、自分に降りかかってくるリスクをしっかりと回避しながら、どのような活動をしていけば収益が見込めるのかということについて、自分なりに答えが出せるという、金持ち脳を持った人がビジネスの世界で成功していくのです。

もちろん、ビジネスを始めても借金などをつくってしまう人がいますが、これは金持ち脳が鍛えられていないからなのです。