EVは本当に環境にやさしいのか

近年、世界の自動車産業はEV(電気自動車)一辺倒で進んできた。しかし、その流れに変化の兆しが見える。カーボンニュートラルに貢献する技術オプションはEVだけではない。2024年は、それらのオプションの中で何が今後の大きな流れになっていくのかを、予断なく見ていく必要がある。

象徴的だったのは、23年3月に発表された欧州委員会の方針転換だ。

EU(欧州連合)理事会と欧州議会は、「35年までにすべての新車販売をEV義務化」すると22年10月に合意。しかし、EUの行政執行機関である欧州委員会とドイツ政府が協議した結果、合成燃料「e-Fuel」を使うエンジン車の新車販売については、35年以降も引き続き容認されることになった。