自己成長のためのパーソナルな核を持つ

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個人とチームの関係は5つに分けられる

個人の成長には、核となるパーソナルな部分が必要です。

ところが付和雷同型の人は肝心の核が失われているため、自己成長できません。チームから見ると代替可能な歯車に過ぎず、いずれ摩耗して他の人にとってかわられるリスクを抱えています。

チーム作業に最適なのは、パーソナルな部分をしっかり持ちつつ、そこにチーム作業を重ねていく相互作用型です。

黙って従う吸収型や付和雷同型は、短期的に見るとチームに大きく貢献します。しかし、個人としての成長に乏しいため、長い目で見ると貢献度が減っていきます。

継続的に貢献してくれるのは、自己で成長を続ける相互作用型なのです。

チームのリーダーは目先の扱いやすさや短期的な利益にまどわされず、長期的な視野で人材を育てていく必要があります。

相互作用型の人の割合をいかに増やすか。それがチームを強くするポイントの1つです。

(※『ビジネススキル・イノベーション』第3章 チームをマネジメントする(プレジデント社刊)より)

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