「休憩」ではなく「息抜き勉強」を合間に挟む

「あー疲れた」と思ったときに、軽く息抜きがてら、ちょっとできる勉強をします。

もちろん、ちょっとできる勉強だけをずっと続けていても成績は上がりません。でも、息抜きとして軽くやる分には意味があります。

人間は何かの作業をする際に、「スタートするとき」のハードルが一番高いのです。

たとえば2時間勉強しようと思ったときに、1時間勉強して、1時間休んで、もう1時間勉強しようと思っても、「休んだあとの勉強」ってとてもハードルが高いです。

みなさんも経験があるんじゃないかと思います。

「もう5分したら勉強しよう」なんて思って、5分が10分になって、10分が15分になって……と勉強が先送りになってしまいます。

そんなとき、ちょっとできる勉強の登場です! 高いハードルを見事に下げてくれます。

「とりあえず、資料集をペラペラめくるところから始めるかな」とか考えて、簡単なもの、好きなものから始めてみる。すると、そのあとで「じゃあ次はこれをやろうかな」とスムーズに本格的な勉強に移っていきやすいです。

勉強の合間に休憩を取るのではなく、「息抜き勉強」でしのぐというのも一つのテクニックです。

やっぱり休んでしまうと、もう一度始めるのが大変です。気持ちが弱いとか、やる気がないとかそういう問題ではなく、誰もがそうなのです。

ですから、休みは休みでも、「息抜き勉強」で休むようにすればいいのです。

「ちょっとした勉強」からなら始めやすい

息抜き勉強は、いろんなものがあります。

・資料集をペラペラめくる
・先に進めるのをやめて、今まで書いた自分のノートを見直してみる
・今日の授業の復習をしてみる
・純粋に、好きな科目の勉強をする

などなど。

たとえば数学が好きなら「疲れたら数学をやろう」と決めておくわけですね。

他にも、趣味と絡めた勉強もあります。英語で映画を観てみたり、英語字幕と日本語を見比べてみるというのもいいでしょう。

僕は英語の歌詞を日本語に訳したり、日本語版の歌詞と英語版の歌詞のある音楽を見比べてみたりしていました(椎名林檎さんがそういう曲を出しています)。

あとは、友達とおしゃべりしながら勉強するのもありですね。もっとも、勉強友達がいなかった僕みたいな人間にはできませんでしたが……泣。

とにかく、いろんな「息抜き勉強」、つまり、ちょっとした勉強を作っておくと、最初のハードルを下げることができて、勉強が続けられるようになります。

ぜひ、試してみてください!