「みんないる」が「みんないなくなった」になるのか

大切な場だからこそ、なくなったら困る――。しかし、サービス自体が終了したら居場所がなくなる。その思いで、「そろそろやばいかもしれない」「移行先を探さなきゃ」と移行を検討する人は多い。しかし、移行先として期待されたThreadsは、開始5日間で1億人が登録したものの、その時登録したユーザーの多くは新規投稿が数週間前、1カ月以上前で止まったままだ。

SNSは移行に大きなコストがかかる。われわれは、つながりたい人がおり、読みたい投稿があるからこそTwitterを利用し続けている。一斉に移るなら移るが、他のユーザーが残っているなら残るしかないのだ。

全員がスマホを手にグループで輪になっている
写真=iStock.com/PeopleImages
※写真はイメージです

そんなわれわれが決定的にTwitterから去るのは、どんな時か。それは、Twitterからつながりたい人、読みたい投稿が消えた時だ。みんなが一斉に別のSNSに移った時だ。

現状は、人間関係や投稿が充実していることが、われわれをTwitterにとどめている。このバランスが崩れ、「みんながいなくなった」と感じた時がTwitterの終焉しゅうえんの時だ。

「有料となったらやめるかも」という声も聞かれる。いつ均衡が崩れてしまうのか、それとも復活はあるのか。今後に注目していきたい。

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