「男性ホルモンが多い人」は人間関係の構築に前向き

男性ホルモンはまさに体と心の「元気の素」なのですが、最近、男性ホルモンが持つ新たな効果に注目が集まっています。

それは男性ホルモンが人付き合いにも深く関わっているという、驚くような事実です。

「男性ホルモンの多いタイプ」に対してどんなイメージを持つでしょうか?

一部の人は少々粗暴でギラついたタイプを想像するかもしれません。それゆえに、一部の女性には敬遠されているかもしれないのですが、その一方で生きることや人間関係の構築に前向きで、他人への関心度が高い一面も持ち合わせています。

「男性ホルモンが多い人」は人間関係の構築に前向き(※写真はイメージです)
写真=iStock.com/skynesher
「男性ホルモンが多い人」は人間関係の構築に前向き(※写真はイメージです)

活動エネルギーが高いことから、良い意味で他人に世話を焼くことをいとわないタイプともいえます。

「男性ホルモンが多い人」は困っている人に優しい

そんな「男性ホルモンが多いタイプ」の意外な一面を明らかにしたのが、2013年発表の世界的な科学雑誌『ネイチャー』の論文でした。

同誌の実験によって、男性ホルモンを塗布した人の中にボランティアや寄付行為に積極的になった人や寄付金の増加が確認されたのです。

男性ホルモンが増えることで他人への関心度が高くなり、困っている人々に優しく接するようになれることを証明したともいえます。

男性ホルモンの多い人は生命エネルギーが豊富でバイタリティがあり、それが積極的な人付き合いにつながっているのでしょう。

進んで人の輪の中に入り、円滑なコミュニケーションをとろうとするタイプが思い浮かびます。