あえてプレミア化しないワケ

ただしそれはこの世界では異例の硬派戦略とも言えます。そもそも1940年代の軍用ジープから始まったクロスカントリー4WDの世界は、今ではステランティスグループ傘下の北米ジープのラングラーを除き、ほぼプレミアム化。40年代に生まれた英国ランドローバーは、正統派のディフェンダーはもちろん、高級版レンジローバーまでアルミモノコック化し、後者は1000万円以上出さないと買えません。

元はNATO軍の軍用車だったメルセデス・ベンツGクラスも硬派さを残しつつプレミアム化し、プライスアップ。ぶっちゃけその方向でないと少量生産の4WDは生き残れません。

しかしランドクルーザーはアニキ分の300こそ徐々にラグジュアリー化しましたが(価格は510万円~760万円)、ここに来て250で原点回帰(価格未定)。この競合とは真逆の方向性こそが新型ランドクルーザーのすごさであり、ビジョンの違いでもあるのです。