起業は誰でも簡単に生き残れるわけではない
起業については、起業支援や身分保障の拡充といった個人事業主でも安心して働ける環境整備が進んだことで、フリーランスになる人が年々増加しています。「やらなきゃ損! 今すぐフリーに!」くらいの勢いですが(しつこくてすみません笑)、誰でも簡単に生き残れるわけではありません。
当たり前ですよね、あくまで仮説ですが創業者の3割は1年で、5割は3年以内に廃業する。10年後まで生き残っている創業者は1割程度と言われる厳しい世界ですから。前準備もなく「いきなり会社を辞めて独立」は絶対にやめてください。私が全力で止めます。
サラリーマンは最高です。毎月確実に給料が振り込まれますし、社会保険や厚生年金の半額を会社が負担してくれます。税金関係の作業もしなくて良く、住宅ローンやクレジットカードの審査も通りやすい。社会的な信頼性が高いのがサラリーマンです。
起業することにより、これらを一度すべて失います。さらに、軌道に乗るまでの数年間は時間と労力とコストも奪われ続けます。恐ろしいですよね。
会社は辞めずに、安定した身分と収入を得ながら時間をかけてじっくり考え、副業からスモールビジネスを育てていずれ起業できるようになるのがおススメです。今の年収が300万円だからって決してリスキーな行動をしてはいけません。
というか、転職することでサラリーマンという社会的に認められた身分のまま収入を上げられますから、無理に起業することはないですよねぇ。
というように、「年収アップのために副業や投資、はたまた起業に時間と労力とコストをかけるくらいなら、最高にタイパとコスパが良い転職を最初に実行するべし」という結論になるのです。