横田尚哉さんからのアドバイス

ファンクショナル・アプローチ研究所 代表取締役 横田尚哉
1964年生まれ。米国GE社で生まれた改善の技術を応用。10年間で総額1兆円の公共事業の改善に乗り出しコスト縮減総額2000億円を実現。著書に『ワンランク上の問題解決の技術』『ファンクショナル・アプローチ入門』ほか。

メールは移動中にスマートフォンから返信することが多いですね。スマートフォンを使うのは、長文を書かずに済むから。スマートフォンからなら、たいていは「了解」「感謝」などの一言でも許されます。ただ、これは相手が求めるファンクションしだい。相手がビジネスマナーを求めているなら、文章を省略せずにきちんと書いたほうがいいでしょう。

アイデアメモに関しては、まったくこだわりがありません。手帳の余白に書くこともあれば、付箋にメモしたり携帯やパソコンに打ち込むこともあります。食事中に思いついて、咄嗟にコースターの裏に書きつけることもある。要するにアウトプットの形は何でもいいのです。

なぜ形にこだわらないのか。それは私にとってのアイデアメモのファンクションが、アウトプットする行為そのものにあるからです。

アイデアは思いついた瞬間にアウトプットして、脳に印象づけることが大切。脳に一度刻みこめば、あとは必要に応じて記憶が呼び起こされます。あとで思い返せないようなアイデアは、もともと必要のなかった情報だと判断していい。いずれにしても脳が要不要を判別してくれるので、アウトプットを必ずしも保存しておかなくてもいいわけです。

アイデアを脳に印象づけるために、単語や文章ではなく、絵を描くのも面白いと思います。イメージとしてアウトプットすると、脳に定着しやすいだけでなく、思わぬ形で他のイメージと結びつき、アイデアが広がっていくこともあります。