次なる脅威が訪れるのが100年後とは限らない
新型コロナウイルスは、一般的な風邪の原因となる「コロナウイルス」の仲間だ。02~03年頃に中国南部を中心に感染爆発したSARS(重症急性呼吸器症候群)と、12年以降に中東や韓国で流行したMERS(中東呼吸器症候群)を引き起こしたのもコロナウイルスだ。いずれも主な症状は、発熱やせき、息切れなど。ただし、日本には上陸しなかった。
新型コロナウイルスは「100年に1度のパンデミック」を引き起こしたと言われる。しかし、次なる脅威が訪れるのが100年後とは限らない。来年、正体不明の感染症に襲われても対応できるように体制を整えておく必要がある。