健康で長生きするためには何が必要なのか。ハーバード大学医学大学院精神医学教授のロバート・ウォールディンガー氏とブリンマー大学心理学教授のマーク・シュルツ氏は「慢性的な孤独感は、1年あたりの死亡率を26%高める。幸福に暮らすためには人間関係の洗い直しが重要だ」という――。
※本稿は、ロバート・ウォールディンガー、マーク・シュルツ『グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない』(&books/辰巳出版)の一部を再編集したものです。
慢性的な孤独感は1年あたりの死亡率を26%高める
孤独で寂しいときは、痛みを感じるものだ。単なる比喩ではない。孤独は身体的に物理的な影響を与える。孤独感があると痛みに敏感になり、免疫系の働きが抑制され、脳機能が低下し、睡眠の質が悪くなり、すでに孤独にさいなまれていることによる疲労感や苛立ちがさらに増す。最近の研究によれば、高齢者にとって孤独感は肥満の2倍健康に悪く、慢性的な孤独感は1年あたりの死亡率を26%も高める。
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