気の早いお金持ちはすでに買い始めている

気の早いお金持ちの中には、すでに買い始めている人もいます。米国の代表的な株価指数であるS&P500は、21年12月をピークに22年10月までに20%以上、下がりました。このときをチャンスと考えて、第1弾として買っています。お金持ちは「久しぶりに買いのチャンスが来たよねー」と喜んでいます。

その後は、上昇に転じていますが、私は本格的な下げが来るならこれからと考えています。過去のケースを見ても、利上げをしている間よりも、利下げをして少し世の中がホッとした頃に本格的な経済ショックが来るケースが多いのです。それを狙っているお金持ちも多いのです。

お金持ちの中には短期間で資産を増やした人が少なくありません。長期にわたってチャレンジは続けているのですが、ある時に資産が急成長する時期を迎えるのです。ビジネスには黎明期→成長期→成熟期→衰退期というサイクルがあります。それと同じように資産の成長にサイクルがあり、低迷する時期がしばらく続き、ある時期に一気に増えるのです。

先進国の中で人口が増え続けるのは米国のみ

つまり、特別な時期に、その時期にふさわしい方法を見つけて実行した人たちが、短期間で爆発的に資産を増やしています。私はこれを「チャンスの扉」と呼んでいます。チャンスの扉は、特別な人たちだけに開くものではありません。実は誰の前にも開いています。ただ、多くの人が気づかないだけです。

そのチャンスの扉がこれから開く可能性があります。その時に米国株を買うのは大きなチャンスをつかむことになります。米国経済は成長が鈍化すると心配する人もいますが、米国は先進国の中で唯一、人口が増えていく基盤を持っています。長期的に人口が増えれば経済は発展しやすくなります。また、テキサス新幹線が計画されるなど、社会インフラの整備の余地がまだまだあるのが米国です。さらに、AIなどのIT技術に代表されるように、技術進歩に伴う生産性の向上に関しても米国が優れています。これら経済成長の3要素がすべてそろっている先進国が米国なのです。日本や欧州も株価が上昇する局面が来ていますが、長期的には経済成長力の差によって投資成果が米国に劣ってしまう可能性が高いでしょう。