夕刊フジ編集長の中本裕己さんは、56歳の時に初めて父になった。「生活設計は完全にリセット。定年目前で給料は減る一方だが、年齢のため学資保険にも入れない。しかもフリーランスの妻は、仕事に復帰しようにもなかなか保育園が見つからなかった」という――。(第1回/全3回)

※本稿は、中本裕己『56歳で初めて父に、45歳で初めて母になりました 生死をさまよった出産とシニア子育て奮闘記』(ワニ・プラス)の一部を再編集したものです。

立ちふさがった「保育園問題」

息子が退院して子育てが始まると、これからの生活設計を立て直さなくては、とようやく考えるようになった。